「仕事が終わらない」
「やる気がでない」
「次から次へと仕事が増える」
仕事に対してそんな気持ちを抱く人はいませんか。
僕もこの本を読むまでは夜遅くまでダラダラと仕事をすることが多くありました。
でも基本的に仕事って早く終わらせたいですよね。
今回はマイクロソフトで働き、右クリックを発明した凄腕エンジニアである、中島聡さんの著書
「なぜあなたの仕事は終わらないのか」
を紹介します。
断言します。この記事を読めばあなたの仕事は秒で終わります。
コンテンツ
仕事が終わらないのはクオリティを求めすぎているからという真実
仕事が終わらないたった一つの真実を今から伝えます。
あなたは仕事にクオリティを求めすぎています。
もう一度言います。
みなさんは仕事にクオリティを求めすぎているのです。
たったこれだけ?と思った方もいるかもしれません。
そうです。
たったこれだけのことであなたの仕事はいつまでも終わらずに机の上ですやすやと眠っているのです。
粗削りでいいからとにかく早く終わらせる
こんな経験ありませんか?
もっとこうしたらいいかな。この完成度じゃまだ見せられないな
などど、あれこれしているうちに仕事の期限間近。
上司からは、進捗を急かされ、
未完成のまま提出。
上司から
今まで何をしてたんだ!と雷。
あるあるですよね。
この不可避にも思える状況。
考え方を変えるだけで打破できるのです。
ロケットスタート時間術
皆さんは、夏休みの宿題をどうこなしていましたか?
毎日コツコツ?
終わり間近に急いで全部こなす。
そんな人が多いのではないでしょうか。
しかし、著者の中島さんは違います。
夏休み開始の数日ですべて終わらせる
こうすることで、その後は自由に時間を使えますし、
頭の中から宿題を消し去ることができます。
また、自分が本当にしたい勉強や経験に時間を費やせます。
実はこれが仕事の極意でもあるんです。
仕事は与えられた期間の2割の時間で終わらせる
仕事は、与えられた期間の2割の時間で完成させる。
これがすべてです。
これを著者は
ロケットスタート時間術
といっています。
例えば、10日で依頼された仕事があるとします。
そうしたら2日で完成させます。
これで時間にゆとりをもって提出が可能です。
そんな一気に完成できない?
それができたら苦労しない?
そんな声が聞こえてきそうです。
完璧を目指すとたしかに難しいです。
しかし、ざっくりとした骨組みだけならできるはずです。そしてこの技術の肝は
完璧を目指してはならない。ということです。
その理由を次に説明します。
仕事は必ずやり直しが生まれる
どんなに完璧に仕上げたつもりでも仕事にはやり直しがつきものです。
上司や依頼人とのイメージのずれというのは必ず生じます。
そこを話し合いですり合わせていく作業が生まれるのです。
依頼された仕事を熱心に頑張り、期日間近に提出。
それが、仕上がりは良いが、求められていたものと全くずれて1からやり直し。
労力も時間も倍に・・・
これが最も最悪なパターンです。
しかし、こういうことは、エリート集団であるマイクロソフトの中でもよく起きていたそうなのです。
著者よりもはるかに才能があり優秀だったエンジニアたちもこの罠にかかって多くの人が消えていったそうです。
著者はいいます。
仕事で最も大切なのはスピードだ。
あなたの仕事は9時に間に合うように電車に乗ることではなく、その時間にその場にいることだ。
どういうことでしょうか。
これは、
たとえば、9時に渋谷のハチ公前で集合する予定があったとします。
あなたは、9時から逆算して8時に出れば、8時50分につけると考えました。
ところが、実際には電車が30分遅延して集合の時間に遅れてしまいます。
これは電車の遅延だから仕方ないのでしょうか。
いいえ
著者は、そういった不測の事態も含め、行動をする必要があると言っています。
1時間前には渋谷に着き、喫茶店でゆっくりコーヒーを飲みながらシミュレーションをしてもよい。
とにかくその場にその時間にいることが大切なのです。
とても厳しいようですが、これはビジネスの鉄則です。
一生懸命がんばりました。でもできませんでした。
できるはずでしたが、不測の事態により、完成できませんでした。
これでは信頼を得られるはずがありません。
とにかく時間にシビアになることがとても大切だということです。
まとめ
今回は「あなたの仕事はなぜ終わらないのか」
を紹介しました。
ロケットスタート時間術。
とにかく与えられた時間の2割で完成する。
これを実践することが大切ですね。
私もこの時間術を実践して以前より、仕事が早く終わるようになりました。
みなさんもぜひ、実践してみてください。
ではまた。