私、職場の先輩にもっと元気を出せって叱られてしまったんですけど、
どうしたら明るい性格になれますか・・・
性格はもって生まれたものだからなかなか変えるのは難しいよね。
でも、内向的な人でも戦う方法があるんだ!
今日はそんな内向的な人が外交的な人とどう戦っていくべきか書かれた本について紹介するよ!
外交的にならなくてもいいんですか?
ぜひ教えてください!!
コンテンツ
基本情報
2022年刊行
ジル・チャン
ミネソタ大学大学院修士課程修了、ハーバード大学、清華大学でリーダーシップ・プログラム修了。ハーバード・シード・フォー・ソーシャル・イノベーション、フェロー。アメリカの非営利団体でフィランソロピー・アドバイザーを務める。過去2年間で行ったスピーチは200回以上に及ぶ。15年以上にわたり、アメリカ州政府やメジャーリーグなど、さまざまな業界で活躍してきた。2018年、ガールズ・イン・テック台湾40アンダー40受賞。本書は台湾でベストセラー1位となり、20週にわたりトップ10にランクイン、米ベレットコーラー社が28年の歴史で初めて翻訳刊行する作品となり、第23回Foreword INDIES「ブック・オブ・ザ・イヤー」特別賞に選出されるなど話題となっている。現在は母国の台湾・台北市に拠点を置きながら、内向型のキャリア支援やリーダーシップ開発のため国際的に活躍している。
ダイヤモンド・オンライン
KK的超要約
内向的な人は劣っていて外交的な人は優れているという価値観を捨てる。それらはただ、一つの性格にすぎない。内向的な人にしかできないことはたくさんある。
その武器を生かして戦っていく。
無理に外交的にならなくていい!
最初に説明しておくと著者のジルチャンさんは、
アジア人でとてもおとなしい内向的な性格をしていたんだ。
でもアメリカは特に外交的な社会だからとても苦しむことがたくさんあったんだ。
確かに・・・
日本以上に内向的な人が生きづらそうな社会ですよね・・・
ずっと外交的になる努力をしていたんだけど、
あるとき、内向的な人だからこその武器に気付いたんだ。
それこそが、外交的な人と戦う武器なんですね!
早く知りたいです!
内向的だから劣っているわけではない
まず一番大切な考え方は、外交的な性格が優れていて、内向的な性格は劣っているという考えを捨てることです。
私たちの社会はどうしても外交的な性格をしている人が素晴らしいと考えてしまいがちです。
実際に学校や会社で人気な人たちは外交的な性格の人が多いでしょう。
しかし、だからといって内向的な人たちが劣っているわけではないのです。
歌が得意な人やスポーツが得意な人がいるように、社交的に他者と関わるのが得意な人や一人でじっくり考えるのが得意な人がいるだけの話なのです。
ですから、内向的な人が外交的な人に比べ劣っていると感じて自信を失ってしまうことが一番よくないことなんですね。
内向的な人にしかない力というのが存在します。
ですから内向的な人は無理に外交的な性格を目指さずとも、内向的だからこそできることに取り組んでいくことが大切になるんですね。
自分のタイプを知る
内向的や外交的といっても、性格にはレベルがあります。
極度の内向的な人もいれば、外交的な側面や内向的な側面を両方持っている人もいます。
ほとんどの人はどちらの要素も持っているけど、どちらかの要素が強く現れているような感じだと思います。
まずは、自分の性格がどういう傾向にあるのかを知ることもとても大切なことです。
自分の性格を調べる方法にMBTIテストがあります。
少し、話題になったりしたので知っている人も多いのではないでしょうか。
リンクを貼っておくので、ぜひ挑戦してみてください!
https://www.16personalities.com/ja/%E6%80%A7%E6%A0%BC%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88
戦い方を見つける
内向的な人にかできないことがあるということがわかれば、あとはその武器を磨いていくわけです。
ですが、どう戦ったらいいかわからない人も多いと思います。
本の中では、著者のジルさんがどのように武器を磨いたかという具体例がこれでもかというほど紹介されています。
その中でも特に重要だなと私が感じた武器をいくつか紹介して行こうと思います。
じっくり考えて結論を出せる
外向的な人は、質問や聞かれたことに瞬発的にすらすらと答えることができます。
そういう姿を見て羨ましいと思ったことは何度もあると思います。
ですが、そういうスラスラ話すことができる人たちはじっくりと考えて発言することが苦手だったりします。
反対に内向的な人たちというのは、ひとつのことにじっくりと考えて向き合うことができます。
ですから、その力を生かしてたとえ瞬発的に会話についていくことができなかったとしても
あとからゆっくりと自分の意見を伝えればよいのです。
決してその瞬間しかあたなの言葉が価値がないというわけではないのです。
傾聴の能力で人の話を聞く
内向的な人というのは、自分で話すのは苦手に感じる人が多いですが、反面人の話をじっくりと聞くことができます。
人は自分の話を興味をもってじっくりきいてくれると好意をもちます。
そしてあなたに対して信頼感や友愛を感じるようになっていきます。
外向的な人たちというのは自分のことを話すのは得意ですし、大好きですが人の話を聞くことは苦手な人が多いです。
ですからあなたが心を込めて聞くことで他の人とは違うなという評価を得ることができるのです。
1対1で話す場をつくる
内向的な人にとって一番辛いことは、大勢の前で話すことですよね。
みんなの視線がこちらを向くだけで頭の中が空っぽになって自分が何を話すかが全くわからなくなってしまうこともありますよね。
そんな人たちにおすすめなのが1対1で話す場を設けることです。
会議で大勢に話すのが難しいなら会議に前に上司や同僚に数分でもいいから事前に話をしておいて根回しをする。
それだけでスムーズにことが運ぶこともあります。
内向的な人は1対1であればうまく話せる場合が多いのでそういう環境を自分で作ることが大切になってきます。
感情的にならない
内向的な人の武器はじっくりと考えることができることです。
何か意見などが対立したときに多くの人は感情的に相手を打ち負かそうとします。
ですが、それはあまりいい方法ではありません。
感情を抑え、じっくりと相手の話を聞き自分の意見を相手に伝えること。
これが対話ではとても大切になりますが、それができない人はとても多いです。
感情を抑え、じっくりと議論できることはとても武器になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
内向的な性格で悩んでいる人も実は内向的だからこそできることがたくさんありましたね!
では最後におさらいをしましょう。