恋人とキャリアってどっちを優先したらいいのかわからなくなってしまいました。
カップルのキャリアの問題はどのカップルも直面するとても重要な問題だよね。
この問題にどう向き合うかでカップルの今後が決まるといっても過言ではないよ!
今回はそんなカップルのキャリアについて述べた本
「デュアルキャリアカップル」について紹介するよ!
どうしたらキャリアと恋人を両立できるか教えてください!!
コンテンツ
基本情報
著者
組織行動学の准教授。
INSEADや国際ビジネススクールで教鞭をとっている。
3つの国で働いた後、現在はイタリア人の夫と子どもたちとフランスで過ごしている。
デュアルキャリアの人生に喜びを見出し、充実した人生を送っている。
それぞれのキャリアも、二人で歩む人生も、諦めない。
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INSEAD准教授が、26歳から63歳まで、日本を含む32ヵ国113組のカップル(同性カップル、事実婚、再婚含む)を調査。
子育て、転勤、キャリアチェンジ、介護、退職、子どもの自立……
人生100年時代、キャリア志向の二人に立ち塞がる3つの転換期と、その乗り越え方を説く。
「刺激的で示唆深い、デュアルキャリアの道を進むすべての人に向けた、会話のロードマップ」
―『LIFE SHIFT』著者 リンダ・グラットン推薦
「長期的な視点でカップルの関係の変化をとらえた議論に初めて触れて、私は大いに感銘を受けた」
―『LISTEN』監訳 篠田真貴子・日本語版序文
※デュアルキャリア・カップルとは:二人とも自分の職業生活が人生に大切で、仕事を通じて成長したいと考えているカップル。
KK的超要約
デュアルキャリアカップルとは、二人とも自分の職業が大切で、仕事をしながら成長したいと思っているカップル。
キャリアとパートナーを選択するときにどちらか一方の二者択一で考えないことが大切。これからの時代は女性も活躍する時代。
二人のキャリアを総合的に見てキャリアを選択する。一度決めたことを一生貫く必要はない。
夫婦にはいくつかの転換期がある。そこを二人でうまく乗り越えていかないといけない。
第一の転換期
20代の多くの夫婦はどちらも精力的に働いて充実したキャリアを過ごすことが多いです。
しかし、最初にやってくる転換期があります。
それは出産やどちらかの昇進で居住地が変わるときに起こります。
どちらのキャリアを優先するのか、育児はどちらがするのか、またその割合はどうするのか。
これらの重要なことについて、多くのカップルは話し合いをもっていない。もしくは、少ししか話ができていません。
これでは納得した二人の結論ではなく、どちらかの妥協によるものの可能性が高いです。
キャリアにも子育てに関しても、いろいろなパターンがあります。
多くの人が正解を求めようとしますが、正解はありません。
どの決断をしたとしてもよりより関係を築くことができます。肝心なのはお互いに本心をさらけだし、じっくり時間をかけて話し合い決めたという納得感なのです。
第一の転換期の乗り越え方
第一の転換を乗り越えるためにはどうしたらよいのか。
正解はないと言ってもいくつかの具体例があります。
最初にこういう判断をすると失敗するという例を紹介するので気を付けてください。
経済的な観点のみで判断する
これをやってしまっている夫婦は多いと思います。
夫と妻のどちらか収入の高い方にキャリアを合わせていく方法です。
一般的にこれを採用している夫婦は多いですが、落とし穴もあります。
一方がキャリアを収入で諦める必要があるので、劣等感や夫婦間の格差が生まれやすいということです。
長期的な影響を見落とす
カップルがキャリアを考える上で、その瞬間のみの影響で決断してしまうことがありますが、これはあまりよくありません。
たとえば、妻の収入が高く今後も成長が見込めるのに、出産があるからと安易に仕事をやめてしまったりすることです。
収入の軸は一度決めたらずっとそのままでいかなけれないけないということはありません。
その時、その時の最適な方法を見つけていくことが大切になります。
実際的な問題に集中しすぎる
お互いに納得のいくような形を模索しようとするとどうしても実際的な問題に集中しすぎてしまうことがあります。
もちろんそれが悪いことではありません。しかし、それにだけフォーカスしてしまうといけないのです。
お金のことや居住地のことなど実際的な問題はとても重要ですが、一旦それを脇において、
本当に自分達がしたいことについてよく確認することです。
全てをやろうとする
結婚したばかりのときは全てが輝いて見えて、何もかもが手に入ったような気分になります。
そしてその感覚のまま全てのことをやろうとしてしまうのです。
キャリアを手に入れ、良い家庭を築き、社会と調和して、育児もして、趣味もして・・・
そうして全てやろうとしているうちに全てが中途半端になってしまうのです。
これは特に若くてエネルギーのある時代によくあることです。
こうならないためには自分達にとって本当に大切なことは何かということをしっかりと見極める必要があります。
こんなにも夫婦が直面する問題があるんですね・・・
どうしたらこれを乗り越えることができるんですか?
じゃあ、次はこれらの問題を乗り越える方法を紹介していくよ!
具体的な乗り越え方
全ての家事を紙に書き出す
家事はお互いに均等に分担していると思っていても実はどちらかに負担が偏っていることがほとんどです。
とくに女性が家事を多く負担するというのは、社会の雰囲気の中で自然と培われてきた価値観なので簡単に崩すことはできません。
キャリアを求める女性にとって、仕事をしながらたくさんの家事を抱えることは相当なストレスになります。
結婚してすぐは、お互いにとくに問題なく生活ができますが、子どもができたりすると家事の量は爆発的に増えます。
そうしてどちらか一方に負担がかかり、不満が爆発して取り返しのつかなくなる前にきちんと家事を分担することがとても大切になります。
想定しうる全ての家事を紙に書き出して、どちらがどの程度担うのかということをお互いがしっかりと話し合うことが重要です。
その結果どちらかの負担が大きくなっても問題はありません。
大切なのはお互いが納得して結論をだし、相手がいかに多くの家事をしてくれているかを理解して感謝することなのです。
キャリアの一番手を決める
役割の分担で大切になってくるのが、どちらが収入のメインになるかという問題です。
キャリアを大切にしたい二人にとって従来の夫がメインで妻がサポートするという分担がうまくいかないカップルいると思います。
キャリアの柱を決めるにあたって大切なのは一度決めたらそれを最後まで貫き通すことではありません。
柔軟にその時々に判断していくことが大切です。
具体的な分担の方法としては、
1番手、2番手モデルはわかりやすいですからいいとして、交代制モデルや二人とも一番モデルとはどういうことでしょうか。
交代制モデル
交代制モデルとは収入のメインの役割を交代するモデルです。
例えば、出産や育児に非常に手がかかる時期は夫がメインで働き、妻が家庭のことをする。
こどもがある程度育って学校などに通えるようになったら妻がメインで働くようにするなど、
柔軟にその時々に判断することでお互いにとって最適な働き方を模索する方法です。
二人とも一番手モデル
このモデルは、どちらかが収入の柱になるのではなく、どちらもキャリアを優先するという考え方です。
これはとても難しいが、その分どちらもキャリアを追求することができます。
この考え方で大切になるのは、軸となる基準を持つことです。
例えば、住むところを決めて、そこからは動かないとする。
例えば、職場を限定して転職は考えないことにする。
など、はっきりとした優先順位と軸を決めておくことで、自分達が本当に必要としていることに集中できます。
まとめ
いままで女性がキャリアを諦めるのが当たり前と思っていたけど、
女性でもキャリアを求めてもいいんだと希望がもてました!
そうだね。
大切なのは、男性とか女性という性別にとらわれることなく、
二人がどうしたら一番充実したキャリアや日常を過ごせるかということについて
妥協なくとことん話し合うということだね。
さっそく話し合ってみたいと思います!
じゃあ最後にポイントを確認しておこう!