自己啓発

【教養ってなんだ!?】「教養の書」から読み解く本当の「教養」とは!!

KK

教養って大事ですよね。

社会人になって特にその重要性を感じます。

でも、いったい教養ってなんなんでしょう?

知識がたくさんあれば教養があるってことなのかな?

疑問ちゃん
KK

確かによくわからないまま教養って言葉をつかっているよね。

でも大丈夫。

今回は、教養についての全てを書いた

「教養の書」を紹介するよ!!

基本情報

著者 戸田山和久

発行日 2020年 5月22日

ちなみにこの本は大学教授の著者が大学生になる前の高校生に向けて書いた本となっています。

なので、内容は難しいですが、結構くだけた表現などが多く面白く読めます。

これをすらすら読める高校生はすごいなと思います。笑

大人が読んでもとても勉強になることがたくさん書かれているので、今一度教養について理解を深めたい全ての社会人におすすめです。

KK的「超要約」

教養とは、人類がずっと行ってきた、「知のバトン」に参加することである。単に雑学を知っているのではなく、知恵として人生に役立てる力を教養という。

そのためには、自ら批判的な思考をして振り返り、さまざまなことにチャレンジする闊達さが必要になる。

教養が必要な本当の理由

KK

教養が大事とはいうけれど、なんで教養が必要かかんがえたことありますか?

たしかに知識があるといいと漠然とおもっていたけど、教養ってどう役立つんだろう

疑問ちゃん

教養の重要性ってとくに社会人になると感じますよね。

教養があると仕事で役にたつなどの技のように感じている人もいるかもしれませんが、ずばり教養の真の恩恵は

「人生が豊かになること」

これにつきます。

一般の社会で生活している普通の人にとって教養は、自分の人生を豊かにしてくれるスパイスのようなものなのです。

別に教養がなくても人生は生きていけますし、困ることもそうはないでしょう。

でも、教養があると普通の人が気付けない良さに気が付いたり、より深い楽しみ方ができるようになります。

例えば、優れた映画などは、誰が見ても楽しめるアクションなどのシーンや、教養のある人だけが気づくことができるちょっとした演出などがバランスよく散りばめられているそうです。

簡単なところだけを受け取って楽しむこともいいですが、より深く楽しめた方が人生に深みがでますよね。

そういう意味で教養はとても大切な素養なのです。

教養の定義

では、教養とは一体何か。

その定義を確認しましょう。

「社会の担い手であることを自覚し、公共圏における議論を通して、未来へ向けて社会を改善し存続させようとする存在」であるために必要な素養、能力であり、また己に規矩を貸すことによってそうした素養能力を持つ人格へと自己形成するための過程も意味する。

ここでの素養、能力には、以下のものが含まれる。

1大きな座標系に位置づけられ、互いに関連付けられた豊かな知識。さりとて既存の知識を絶対視はしない健全な懐疑

2より大きな価値基準に照らして自己を相対化し、必要があれば自分の意見を変えることをいとわない闊達さ。公共圏と私生活圏のバランスをとる柔軟性。

3答えの見つからない状態に対する耐性。見通しの聞かない中でも少しでも良い方向に社会を変化させることができると信じ、その方向に向かって1.2を用いて努力し続けるしたたかな楽天性とコミットメント

教養の書 戸田山和久著

とても難しい文章ですが、超ざっくりと要約すると

「たくさんのことを学んで社会に還元して人類の知のリレーに貢献しようぜ」

ということです。

人類は学んだことを下の世代に受け継ぐことで進歩してきました。

私たちは先人が積み上げたものの上にさらに積み上げて次の世代にバトンを渡す責任があります。

その知のリレーに参加するために必要な資質が教養なのです。

ですから、ただ雑学を知っていればよいという話ではなくなってくるわけなんですね。

真の教養とは、社会になんらかの良い影響を与える必要があるわけです。

社会というとおおげさですが、身近な人たちも立派な社会の一員です。家族や友達、会社の同僚などに良い影響を与えることはとても立派な行為なのです。

そして学んだことを還元していく過程で自分の幅が広がり、結果自分の人生が豊かになっていくのですね。

教養を得るために必要なこと

では、教養を身につけるために何をしたらよいかわからない人のために、

本で紹介されている方法をいくつかお伝えします。

語彙を増やす

語彙はその人の知的レベルを表す、一番わかりやすい指標ですね。

無駄に難解な言葉遣いをする必要はありませんが、たくさんの言葉を知り、状況に適した言葉遣いができるようになることはとても重要です。

流行語や、若者言葉を安易に使わないようにと著者は言っています。

やはり、場面によっては軽薄な印象を与えてしまうことがありますよね。

語彙を増やすためにやるべきこととして

単語帳をつくることが挙げられます。

知らない単語などに出会ったときにスルーするのではなく、単語帳にストックすることで、記憶に定着していきます。

本では、紙の単語帳を作ることをおすすめしていますが、私は持ち歩くのが大変なのでスマホのメモ機能などを活用しています。

歴史を学ぶ

みなさん、歴史を学んでいますか?

もっというと歴史から学んでいますか?

歴史には人類は犯した過ちや、功績が余すことなく紹介されています。

そうした事例から自分の人生に落とし込んで、参考にすることはとても価値のあることです。

ただ年号を覚えるのではなく、歴史の背景や、そこから得られる教訓に価値があるのですね。

ですから、歴史を学ぶことはとても大切です。

そして歴史と言ってもさまざまな歴史があります。

みなさん一人一人にも歴史ってありますよね。

それって全てのことに対しても言えることで、例えばパソコンだってある時点に突然出現したのではなく、その前身となるものの積み重ねの先に登場したものですよね。

社会以外の教科書などではそれらの歴史が抜け落ちているのでぜひ自分の興味のある分野の歴史を勉強してそれをまとめてみてください。

また別の視点が見えてくるかもしれません。

まとめ

KK

教養についてよくわかったね。

教養を身につけることよりもその先にあることが大切なんですね。

疑問ちゃん
KK

そして大切なことは、教養にゴールはないということだね。

常に今の自分より成長しようとする気持ちが大切なんだね。

最後に教養について大切なポイントをまとめておくので確認しておきましょう。

ポイント

・教養とは知のリレーに参加すること。単に雑学をたくさん知っていることではない。

・社会に役立てて初めて教養の意味がある。

・教養があると人生をより深く楽しむことができる

・教養を身につけるために必要なことは「語彙を増やす」「歴史を学ぶ」

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