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【我々は原始人】「スマホ脳」から学ぶスマホ依存から脱却する唯一の方法!!

KK

みなさんこんにちは。本記事に訪れていただきありがとうございます。

皆さんはスマホを所有していますか?

もちろんイエスですよね。

では、スマホを一日にどのくらいの時間触っていますか?

触りすぎていてわかりませんよね。

皆さんのほとんどがスマホ依存になっているといえます。

「スマホ脳」では、なぜ我々がスマホに夢中になるのか、スマホが脳にどのような影響を与えるかについて説明しています。

「スマホ脳」といえば、一時期話題になりましたよね。本屋でもよく見かけました。

話題になるくらい内容が面白いからなんですね。

では、最後までお付き合いください。

著者紹介

アンデシュ・ハンセン

・スウェーデンのストックホルム出身の精神科医

・医学研究や医薬品に関する記事を2000件以上寄稿

・テニス、サッカー、ランニングに励み週に5回運動をしている

・書著に「運動脳」がある

運動脳はこちらから

一言”超”要約

我々人類は、原始時代から生物的には何も進化していない。スマホはそんな我々の本能に直接訴えかける仕組みがある。世界中の天才たちがしのぎを削っていかに我々に長時間スマホを触らせるか日々研究しているからだ。

スマホを触るとドーパミンが放出される。スマホの長時間の使用は脳に悪影響があり、解決策の一つとして運動することが挙げられる。

概要はつかめましたか?

それでは、詳しく解説していきます!

現代人は原始人!?

人の進化

現代人は原始人ってどういうこと!?って思いますよね。

「スマホ脳」の面白いところは本の半分くらいまでスマホについて触れられないところなんですね。

ずっと、人間がどういう生物で、本能としてこういう性質があるっていうのを説明しているんですよ。

だから後半にスマホの話になってもすっと理解することができるのですね。

ですから本筋と関係ないように思えてもぐっとこらえていただけたらと思います。

私達人間は、はるか昔、狩りをして生活していましたよね。

日の出とともに起き、日が暮れるまで狩りをして、食事を摂って寝る。

こんな生活でした。

そしてそんな時代がなが〜〜いこと(数百万年)続いたわけです。

ですから私達の体は、そういう狩猟採集の生活に最も能力を発揮するよう設計されていて、現代のような環境にはまだ適応していない。

というのが筆者の主張なのです。

では、それが一体どういう問題を引き起こすのでしょうか。

ストレスとは

古代人にとってストレスとは天敵に出くわしたときのことを指します。

そのとき求められるのは、逃げるのか、諦めて戦うのかのどちらかですね。

これを逃走か闘争か。と本では語られています。

逃げるにしても戦うにしても体を動かさなければならないので、ストレスを感じると素早く動けるように心拍数が上がり、筋肉に血液を送ります。

私はここを読んでめちゃくちゃ納得しました。

なぜストレスを感じると、心臓がバクバクして呼吸が浅くなるのか無駄な反応じゃん!って思ってたんですけど

古代人にとってはとても大切な反応だったんですね。

ですが、その大切な反応も現代のストレスにとっては逆効果になってしまっているのです。

古代のストレスは一瞬のものでした。猛獣に襲われれば、逃げるか戦うだけですので、逃げ切ればストレスは消えますし、逃げ切れなければ猛獣のランチになるので関係ありません。

ですが、現代のストレスって慢性的なものがほとんどですよね。

仕事でのストレスや人間関係でのストレス。どれもずっとついてまわる問題です。

ですが、わたしたちの脳は、猛獣に襲われているのか、上司に叱られているのか判別することができないのです。

ですから、上司に怒られていても、心拍数が増加して動悸がしてくるわけです。完全なミスマッチですよね。

いかに我々の体が現代の生活にマッチしていないかがよくわかっていただけたかと思います。

食べ過ぎも本能のせい!?

本書では、生物の機能はすべて生存に有利なように進化してきたと述べています。

つまり、ストレスを感じると心拍数が上がるのも生存に有利だったからなんですね。

みなさんは、必要な量よりもついつい食べすぎてしまうことってありませんか。

僕はよくあります。笑

これも実は人間の生存に必要だった機能なんですね。

はるか昔、人間がまだ食べ物が十分に取れない時代は、人々は常に栄養不足に陥っていました。

そんなときにたまたま実のなる木を見つけました。

A子さんは必要な分だけ食べて満足しました。

B子さんは食べられるだけ食べ尽くしました。

では、どちらが生存に有利でしょうか。

そうです。A子さんです。

次の日、また同じ木まで行くと、木の実は何者かに食べ尽くされていました。

A子さんはたらふく食べていたお陰でなんとか飢えをしのぎました。しかし、B子さんは飢えて死んでしまいました。

このように、食べれるだけ食べたいという欲求は食料の乏しい時代においては有利に働いていたのですね。

ではこの現象を現代に当てはめてみましょう。

現代は、実質カロリー0円時代です。

富裕層よりも貧困層のほうが肥満の割合が多いそうです。

ジャンクフードやお菓子などカロリーが常に摂取できる状態になっています。

このような時代において、A子さんのように食べられるだけ食べるという本能に従っていると見事に肥満になってしまうのです。

ここでも現代とのミスマッチが見られましたね。

ここまでのまとめ

ここまでをまとめると

私達人間は長い長い時間をかけて(何百万年という途方もない時間)をかけて、サバイバル生活に適応した人類は、現代社会に全く適応できていない!!!!

ということです。

スマホとは何も関係ないように思えますが、とても大事なことなのでよく覚えておいてください。

それでは、いよいよなぜ私達がスマホに夢中になってしまうのか。

その謎を解き明かして行きましょう。

スマホは脳のドーピング!?

では、なぜ私達がスマホに夢中になってしまうか。

その謎を説明します。ズバリ!

スマホは常に新しい情報をくれるからです!

スマホを開くと、新しいメールが届いていたり、ニュースが飛び込んできたり、SNSで新しい情報が投稿されていたりと、とにかく情報の波が押し寄せてきます。

これこそが私達がスマホに夢中になる最大の理由なのです。

では、なぜ私達は新しい情報に夢中になってしまうのか。

それは、先程まで説明していた、人類の進化と大きな関係があるのです。

スマホとドーパミン

脳は新しい情報が大好きです。

なぜかというと古代においては、新しい情報や詳しい情報に出会えば出会うだけ生存の確率が上がったからです。

どこの場所に危険があるか。どこに食料があるか。とにかく古代は情報を集めることが生死を分かちました。

ですので、わたしたちの脳は、新しい情報に出会うとドーパミンという快楽を司るホルモンを分泌します。

だから私達はスマホを触ると、楽しい・もっと見たいという欲求が抑えられなくなるのです。

こうした人間の進化の観点からスマホ依存が解き明かされるってすごく面白いですよね。

脳は注意力散漫

皆さんは仕事や勉強をしているときにスマホの通知がなってついついそちらに気が向いてしまうことありませんか。

これは、皆さんの意志が弱いのではなく、脳の仕組み上仕方のないことなんですね。

脳は環境の変化に素早く対応するために注意がすぐ切り替わるように進化してきました。

古代は危険がいっぱいでした。

猛獣がおそってくるのに自分の料理に夢中になって気づかなかったら自分が猛獣のランチになってしまいますからね。

だから、ちょっとした環境の変化にすぐ反応できるように脳は一つのことに没頭しすぎないようになっているのです。

そこにスマホはつけこんでぴこぴこと通知をならしてきます。

それを見てしまうのは人間としてはとても自然な反応なのです。

スマホは触りたくなるように設計されている

さて、スマホを開発する側に回って考えると私達がスマホを触れば触るだけ嬉しいですよね。

それだけ端末が売れたり、広告収入が入りますからね。

だから、シリコンバレーの天才たちは日々、私達をスマホ漬けにしようと新しい技術を開発するのです。

ですから私達はそういうスマホに依存してしまう性質をもっているということを十分に理解しておかないと

まんまとスマホの開発者の術中にはまってしまうのです。

思わずぞっとしてしまいますよね。

スマホ対策

では、スマホに逆らうすべはないのでしょうか。

あります。確実に。

では、どうしたらよいか具体策を見ていきましょう。

スマホを見えないようにする

1つ目はできるだけスマホを見えないようにすることです。

机においてあるだけでも私たちの脳はスマホに反応してしまいます。

ですからスマホは目に触れない場所、机の中などにしまいましょう。

そして通知はオフにする。大抵の連絡は、すぐに気づかなくてもなんとかなります。

どうしても心配な人は重要な通知だけなるように設定してみてください。

理想は電源をオフにすることです。

優秀なビジネスマンなどは、帰宅したあとや休日はスマホの電源をオフにしている人も多いそうです。

スマホの依存性は強力ですから電源を切るくらいの強硬策はとってもよいでしょう。

運動する

2つ目は運動することです。

人間の進化についてずっと述べてきましたが、わたしたちの祖先はずっと運動しながら生活してきました。

狩猟時代は、動物を追いかけながら走り回り、農耕時代は、農業で体を動かしました。

その人類の歴史から見ると私達現代人の運動量の少なさは異常です。

かつて人間は運動しないと生存できない時代に生きていたので、私達の体は運動することで最も脳も体も能力を最大に発揮できるように設計されているのです。

子どもたちが外で遊んだり、体育の授業が大好きなのはそういう理由ですね。

ですから、運動をすることで脳も体もリフレッシュすることができ、スマホの悪影響を軽減させることができるのです。

みなさんもたかが運動と馬鹿にしないで運動してみてください。

効果的な運動はウォーキングだと」「スマホ脳」では紹介されています。

お試しあれ。

まとめ

皆さんいかがだったでしょうか。

なぜ私達がスマホに夢中になるのか。

それを人類の歴史から分析しました。

とても興味深い内容でしたね。

最後に大事なポイントをまとめましたのでチェックしてみてください。

  • 人間は長い時間をかけてサバイバル時代に適応した
  • 人間は現代社会に適応できていない
  • 脳は新しい情報が大好き
  • スマホは新しい情報の塊なので人間は夢中になってしまう。
  • 対策として、スマホを目に入らないようにする、運動するなどがある。

みなさんもぜひ実践して素敵なスマホライフを送ってください。

ではまた!

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