みなさん、こんにちは。
本記事に訪れていただきありがとうございます。
人間関係で悩んだり苦しんだりすることってありますよね。
そんなときに本屋に行って解決策が書いてありそうな本を探すことがあると思いますが、そこで
Dカーネギーの「人を動かす」
を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
しかし、古くて難しそうなことばかり書いてありそうという理由で敬遠してきた人もいるのでは?
もったいない!!
(でも僕も敬遠している期間は結構長かったです・・・)
古くから読まれている本は、それだけ普遍的な価値がたくさんあるということなのです!!
今日は、「人を動かす」から、人間関係で大切なことを学んで行きましょう。
コンテンツ
人間関係の原則
「人を動かす」では、人間関係に大切なことを
原則という形で紹介しています。
具体的には
人を動かす三原則
人に好かれる六原則
人を説得する十二原則
人を変える九原則
これらの原則すべてとても大切なのですが、全てを紹介するととんでもない文章量になってしまうので、
私が厳選した原則をそれぞれ紹介していきたいと思います!
もっと詳しく知りたい人は書店に行って実際に読んでみてください!
人を動かす三原則
ここで紹介される3つの原則は、すべての土台となる大切な原則なので全て紹介していきたいと思います。
人に動いてもらうためにどうしたら良いか。
部下や子供がうまく言うことを聞いてくれない。
素直になってくれない。
そんなときは、この原則を思い出してください。
盗人にも五分の理を認める
1つ目の原則ですが、この原則で大切なことはたった一つです。
それは、
非難も批判もしない。
ということです。どうしてか疑問に思いますよね。もし、相手が正しくないことをしていたらそれをつい批判してしまいそうです。
ですが、それは相手を動かす点において大悪手なのです。
なぜか
人は感情で行動する生き物だからです。
自分の非を突きつけられても反省するどころか、逆に恨むことになるのです。
みなさんも経験ありませんか?
自分が何か悪いことをしてしまったときに相手からすごく怒られて逆に相手のことを攻撃してしまったこと。
それくらい人間って論理より先に感情がくる生物なんですよね。
ですから、人を動かそうと思ったら批判や非難は禁物であるということをしっかりと理解をしてください。
重要感を持たせる
次の原則ですが、なぜ重要感が大切なのか
それは
人は承認欲求に支配されている生き物だからです。
人はみな例外なく自分に価値があると思いたいのです。
この承認欲求がすごくやっかいで「嫌われる勇気」にも度々登場する言葉ですが、誰も承認欲求からは逃れられないのですね。
嫌われる勇気の記事はこちらから
SNSで自分のことを呟いたり、ブランド品を買ったり、自慢話をしたりとこれらはすべて承認欲求からくる行動なんですよね。
ただ、承認欲求が悪いというよりは人はすべて承認欲求があるということを理解する必要があります。
では、重要感を持たせるためにどうしたら良いか。
答えはシンプルです。
褒めることです。
人は褒められると、承認欲求が満たされてその人のために頑張ろうという気持ちになります。
しかし、ここで気をつけてほしいのは、お世辞はだめということです。
お世辞は上っ面の言葉であり、厳しくいうと嘘になります。
ですので、相手の本当に良いところをみつけそれを真摯に伝えなければならないのですね。
人のいいところを見つけるのって簡単なようで案外難しいですよね。
人の立場に身を置く
自分がされたら嫌なことはしないとか、
自分がされて嬉しいことを相手にもする
など、そういうことを教わった人も多いのではないでしょうか。
これは間違いではないのですが、もう少し発展が必要です。
それが、人の望むものを想像することです。
本の中で面白いことが書かれているので紹介します。
魚釣りに行くときに、皆さんは餌に何をつけますか?
もちろん、魚が大好きな餌をつけますよね。
間違っても、自分がいちごパフェが大好きだからっていちごパフェを餌にする人はいませんよね。
ですが、人間関係においては、いちごパフェを餌にしてしまう人がすごく多いんですね。
自分が好きだから相手も当然好きだろうと思い込んでしまうのです。
人を動かそうと思ったらその人物が何を求めているのか、どうしたら行動してくれるかを考えるしかないのです。
北風と太陽のように、実は仕向けているけど本人は自分の意志でしていると感じるような状況にもっていくことが理想なのです。
人に好かれる六原則
さあ、人の動かし方を学んだら次は好かれる方法です。
人は承認欲求がありますので、人に好かれたいと思っています。
でも人に好かれるのって難しいですよね。
空回りして逆に嫌われるなんて経験私にもあります。
では、どうしたら良いか見ていきましょう。
誠実な関心を寄せる
この世には人に好かれるプロフェッショナルが存在します。
それは、誰かというと、、、
犬です。
犬は人に好かれるということにおいて右にでる者はいません。
世の中に犬好きって無数にいますよね。
私もそのうちの一人です。笑
では、なぜ犬が人に好かれているかというと
相手に猛烈な愛情表現をするからです。
家に変えるだけで尻尾をブンブン振り回して飛びかかって来ますよね。
みなさんはできますか。それだけの打算なしの愛情表現が。
つまり、人に好かれるためには、まず、自分が相手のことを好きになることなのです。
そしてそれを表現することです。
人は自分に最も関心をいだいているので自分に関心を持ってくれる人のことを好きになるのです。
笑顔を忘れない
笑顔って実はとんでもない力を持っているんですね。
笑顔を見せるということは、「私はあなたに好意をもっていますよ」という合図になるわけです。
誰かに挨拶するとき、にっこりと微笑むことが出来ていますか?
意外と真顔で挨拶している人って多いです。
私も結構笑顔を忘れてしまうことあります・・・
でも、仏頂面で不機嫌そうな人をなかなか好きになりませんよね。
ですからちょっとしたときに、意識的に笑顔を見せるだけで周りに差をつけることができます。
ぜひ試してみてください。
聞き手にまわる
みなさん、人の話聞けてますか?
いや、聞いてるよ!という声が聞こえて来ますが、実は聞くってすごく難しいことなんです。
人間は自分のことが大好きなので好きあらば自分語りをしてしまいます。
誰かに相談されているときに
「僕はそういうとき◯◯だったな。」なんて自分の話をしていませんか?
そうされるとあいてはがっくりきてしまいます。
話を挟まないにしても、相手が話している間に「次はなんて言おうかな」なんて考えている人はたくさんいるでしょう。
自分語りは快感ですが、
「あなたはどう思う?」と聞かれるまではじっとこらえて相手の話を最後まで聞きましょう。
人を説得する十二原則
誰かを説得したいときってありますよね。
仕事でやりたい企画を上司に説明するときや
週末に出かける場所をパートナーと決めるときや
最後の一個のプリンをめぐった争いのときなど笑
そんなときに、相手を説得するために必要な原則を見ていきましょう。
議論を避ける
議論を避けたら話し合いにならないじゃないか!!
という怒りの声が聞こえて来そうですが、
相手を説得したいのであれば議論はするだけ無駄なのでしないでください。
「それってあなたの感想ですよね」と相手を完全論破したところで相手はあなたに憎しみを抱くだけです。
では、どうしたらよいか。
相手を議論で打ち負かすのではなく、相手の意見の理にかなった部分を認めることです。
こうすることで、相手は「あれ、このひと私のこと認めてくれるし、私もこのひとの話ちょっと聞いてみようかしら」
となるわけです。
こうするとだいぶ建設的な話し合いができるようになります。
誤りを指摘しない
相手の話に矛盾や間違いに気づいたときにドヤ顔で指摘していませんか。
あなたは善意のつもりでも相手はあなたに殺意を抱いている可能性がありますので今すぐやめてください。
人はたとえ正しいことを指摘されてもそれを素直に受け入れることができません。自尊心が傷ついてしまうからです。
背の低い人に向かってたとえ本当だとしても「チビだね。」なんて言ってはいけませんよね。相手を傷つけます。
議論や話し合いの場でも同じです。たとえ本当のことでも相手の誤りは指摘せずにそっとしておいてください。
また、当然自分も間違うことはあります。ですので、自分も間違っているかもしれないというスタンスをとって相手に伝えてください。
「あの〜、もしかしたら僕が間違っているかもしれないんですけど、もしかして◯◯なんじゃないですか」
くらいの謙虚さをもって臨みましょう。
穏やかに話す
話が白熱してきたり、自分に都合が悪くなってくると、声を荒げてしまうときってありますよね。
声を荒らげても相手を説得する上でメリットはひとつもありませんので、常に穏やかに話すようにしましょう。
また、相手が怒鳴ってきたり、声を荒らげていてもそれにつられてはいけません。
人は感情が感染するので、常に穏やかに話して相手も同じように穏やかに話せるような環境を作ることが大切です。
人を変える九原則
最後は、人を変える原則です。
これが一番難しいかもしれません。
人を変えることは容易ではありません。
ですが、根気よくこの原則を実践すればきっと人を変えることも可能です。
では、あと少し、頑張ってマスターしましょう!!
まず褒める
人を動かすでもありましたが、褒めるという行為は最強です。
人は褒められると承認欲求が満たされるので相手のいうことを聞こうという気持ちになります。
このときに、気をつけてほしいのは、変わってほしい結果を褒めるよりも、変わろうとした気持ちや過程を褒めるということです。
結果を褒め続けると、褒められるからやるという条件付きの行動が身についてしまいます。
そうならないためにも過程を褒めるということを忘れないようにしましょう。
命令しない
命令されて嬉しい人はいません。
でも、親だったり、上司だったり、先生だったりと立場が上になるとつい命令してしまうことありますよね。
命令って楽なんです。すべて相手に丸投げできてしまうからです。
命令して強制的にやらせれば表面的にはうまくいくこともあるかもしれませんが、長続きはしません。
あなたのいないところでサボりだします。
では、どうしたらよいか。
簡単です。
お願いしてください。
相手が子供だろうと部下だろうと、人格をもった人間です。
対等な人間だと思って丁寧にお願いしてください。
そんなことしたら舐められると思う方もいるかもしれませんが、そんなことありません。
ちゃんとした人格をもった人間として接すれば相手も同じように接してくれます。
人は自分を写す鏡なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
たくさんの原則がでてきました。
でも、これもほんの一部しか紹介していません。
「人を動かす」では、もっとたくさんの原則が具体的な事例と一緒に紹介されています。
この記事で興味をもっていただけたら実際に本も読んで見ていただけらと思います。
これらの原則を実行するのは大変ですが、実行するかしないかでその後が大きく変わっていきます。
私自身、まだまだ実践できていないことばかりですが、コツコツと実行していきたいと思います。
みなさんも一つでもいいから今日から意識して実行してみてください。
では、良い人間関係を!!